2009年4月28日火曜日

2、潰しパにおける受けの必要性

 さて、潰しパを構築するにあたり考えなくてはいけない要素は大きく分けて2点。「誰を潰しにするか」と「誰を受けなくてはいけないか」である。

 やってみればわかるが、何も考えずに潰しを6体入れたような初心者パーティーはこれでもかというくらいいとも簡単に負ける。それは敵のポケモンとこちらのポケモンの相性が悪くて潰し切れない場合に、交換する先のポケモンがいないためである。例えば、こちらのゴウカザルの前にスターミーが死に出しで出てきた時、放っておけばゴウカザルはなみのりやサイコキネシスで一撃で落とされてしまうが、こちらの控えにこれらの技を喰らって生きていられる奴がいなかった場合、非常に困ったことになる。冗談のように感じるかもしれないが、適当な潰しパを構築するとこのような場面に遭遇して困ることが本当にありえる。 控えに自慢のガブリアスやらカイリキーやらヘラクロスがいようと、この状態からでは出すチャンスがなく、全員一撃死をもらってしまうことが大いに考えられる。 潰しポケモンの登場機会が死に出ししかないようなパでは勝率は上がらないのだ。

 すると、いかに潰しパと言えども必要最低限の受けポケは必要になることがわかる。ただし、この受けポケの数を増やしてしまうとどうしても受けパ的になりがちなので、ここで考えるべきは本当にぎりぎりラインでの「こいつだけは受けなくちゃダメだ」というポケモンは誰かを探ることである。そして、そのぎりぎりラインのポケモン達を、できるだけ少ない枚数で受けてやることで、潰しに割けるポケモンの数を増やすことができる。  さらに言うと、潰しの中には特殊な例がいて、ここで言う「受けなくちゃダメなポケモン」を、交換出しから受けつつも潰しとしての機能を遂行できる類のものがいる。これは一般的に流しと呼ばれるような役割に近いかもしれないが、受けの枚数を最低限に抑えながら潰しを増やしたい状況で、このようなポケモンは優先的に採用してやる必要がある。

 それでは早速、「受けなくちゃダメなポケモン」を探っていくことにする。  潰しパにおいて、どうしても受けなくてはならないポケモン、それはまさに相手の潰しポケモンである。こちらの潰しよりも素早い潰し、相性の悪い潰しなどと遭遇したときにどう立ち回るかが非常に重要になってくる。考えられるだけ列挙すると


 などである。他にもアタッカーはたくさんいるが、全て挙げているときりがないのでとりあえずメジャーどころを抑えてみた。

 受けパにおいてはこれらのポケモンを何重にもカバーして受けを成立させれば良いが、潰しパではそんな余裕はない。できるだけ少ない枚数で幅広くカバーできるような体制を築かなくてはならない。

 以降の章ではさらに個別に受けポケモンについて考察する。

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