2010年1月24日日曜日

25、回復技

 今回は回復技を持つポケモンを列挙してみる。「17、先制技」の記事と同様に備忘録的に使用して欲しい。 これはパに受けを入れる場合の選択基準としても良いし、逆に、自分の潰しポケモンで潰し切れない受けポケモンがいないかどうかのチェックにも利用できる。 回復技と一口に言ってもいくつかの種類があるので、その特徴をよく理解する必要がある。

1.再生回復
 最大HPの50%を回復する技で、受けポケにとって最も優秀な回復手段と言って良い。特に羽休めは先攻で打つとそのターンの間は飛行タイプでなくなるという効果を持つ。

【自己再生】
スターミー、ユレイドル、ミロカロス、トリトドン、ヌオー、ポリゴン2

【なまける】
ヤドラン、ヤドキング、カバルドン

【タマゴうみ】
ピクシー、ハピナス

【羽休め】
エアームド、ハッサム、グライオン、チルタリス、ボーマンダ、クロバット、トゲキッス

2.条件付再生回復
 天候によって回復量が変わる再生回復。砂や霰によって回復量が減ってしまうため、上記の再生回復よりも使いにくいと考えて良い。

【朝の日差し】
ウインディ

【光合成】
フシギバナ、ルンパッパ、モジャンボ

【月の光】
ブラッキー

3.願い事
 回復量は50%だが回復タイミングが次ターンの終了時なので、受けで使うというよりは流し際に使用してポケモン交換のリスクを軽減する使い方が主となる。

【願い事】
シャワーズ、サンダース、サーナイト

4.眠る
 言わずもがなの定番回復技。はっきり言って素眠り(カゴ、ラムの実を持たずに眠ること)で受けきれるほど現環境は甘くないので、基本的に「ねむカゴ」という一発技でしか使えない。耐久力はあるのに再生回復を覚えないポケモンなどが使用するほか、積みにターンを費やして瀕死になったところで眠る回復から全抜きという戦法も考えられる。また、自然回復持ちのポケモンは交換によって眠るのデメリットを相殺できるので使用する場合がある。

【眠る】
ギャラドス、カビゴン、その他大勢

5.痛みわけ
 厳密には回復技ではないが、擬似的に回復技のように使用することも可能なので載せておく。HGSSによって習得可能モンスターが大幅に増えた。

【痛みわけ】
ヨノワール、マタドガス、ミカルゲ、その他HGSSで習得

 潰しパを構築する上で最も意識しなくてはならないのは1.の再生回復持ちである。いわゆるハピグラ(ハピナス+グライオンで特殊と物理を受ける)程度の受けを突破できないようならそのパは明らかに決定力不足である。特にハピナスは止まるときは本当に止まるので新しいパを組むときは常に意識して損はない。

 一般に再生回復持ちを突破するためには一撃のダメージで50%以上(確2)を叩き出さなければいけないと言われているが、実際には40~50%(確3)でも受け側は再生回復を連打せざるを得ないのでほとんど突破は可能であると言える。

 ただし、この40~50%のダメージを与える技がハイドロポンプや大文字のように命中不安定な技の場合、受け側は再生連打で技の外れを待つことが可能で、急所の可能性と技の外れる可能性を比べると攻撃側が不利である。また、こういった命中不安定技はPPが最大8なので攻撃側の不利は思った以上に大きく、素早く交換することが大切である。このような時は相手の再生回復がかなり読みやすい状況であるので、後続にアンコール持ちがいれば低リスクでの無償降臨が可能である。

 眠る回復に対しては素眠りの場合3回連続で攻撃を与えることができるため、たったの33%で突破は可能である。これが達成できないような場合というのは極端に相性が悪いか、こちらの決定力が相手の耐久に対して低すぎる場合しか考えられないが、素眠り状態の敵に対してはどんなポケモンでも確実に無償降臨できる以上、素眠りに対する警戒は必要ないと言って良い。

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