2010年4月11日日曜日

30、パーティー紹介 のあさん

優勝したのあさんのパーティーです。

【ボーマンダ 控えめ スカーフ】
【流星群 竜の波動 大文字 ドロポン】
【特攻252 素早さ252 HP4】

【ギャラドス 意地っ張り ヨロギ】
【滝登り エッジ 地震 電磁波】
【攻撃252 素早さ調整 残りHP】

【サンダース 臆病 食べ残し】
【10万ボルト めざパ氷 身代わり バトンタッチ】
【特攻252 素早さ調整 残りHP】

【ヘラクロス 意地っ張り ハチマキ】
【インファイト メガホーン エッジ 寝言】
【攻撃252 HP252 素早さ4】

【メタグロス 意地っ張り イバン】
【コメパン 地震 ステロ 大爆発】
【攻撃252 素早さ調整 残りHP】

【シャワーズ 腕白 オボン】
【波乗り 冷凍 願い事 欠伸】
【HP252 防御252 素早さ4】

【バトルビデオNo.】96-00890-87607

【パーティ説明】
 流し性能を重視した潰し寄りの流しパです。ギャラ・グロス・ヘラなどは素早さに振ることも考えられますが流しを意識してほとんどHPに振っています。

 先発はボーマンダでタイマン性能を上げるためにスカーフを持たせており、スカーフを持たせると二刀にするメリットが薄れるので特殊一本に絞っています。基本は流星群を逃げ打ちし、流星群を打ったら必ず引くようにしています。

 ギャラは流しを重視した構成になっています。地面や格闘の物理アタッカーを起点にし、電磁波を撒いたり潰せると判断したらそのまま潰しに行きます。うちのパは鈍足ポケが何体かいますので、電磁波を撒くことで味方が非常に動きやすくなります。地面や格闘はエッジ装備も多いのでヨロギのみを持たせており、ルカリオやギャラのエッジを耐えて逆に潰しにいくといった場面もありました。

 メタグロスは上2体の弱点である岩、ドラゴンタイプの流しです。コメパンは水タイプで簡単に受かるので序盤はステロを撒き、それ以降は大爆発で1対1交換を狙います。持ち物はイバンのみを持たせており耐久力も高くステロも合わせてダメージの調整がしやすいのでイバン爆発が決まる場面もありました。

 サンダースはサポート寄りの構成でギャラドスやメタグロス止まりやすい水タイプに出していきます。序盤は身代わりバトンから味方に繋ぎ、終盤は高い素早さから殴りあいます。

 シャワーズもサンダースと同じくサポート要員です。自身から殴りにいくことはほとんどなく、願い事や欠伸からの味方の無償降臨を狙います。また、特性貯水は非常に便利で拘ったスターミーなどのドロポンを受けにいくという場面も多々ありました。

 最後はヘラクロスでおそらく現環境で初手から最も決定力の出せる物理アタッカーではないかと思います。ハチマキインファイトはエアームドすら2確で半減なしには受け切れません。なるべく場に出したいため努力値は素早さではなくHPに振っており、サンダースの身代わりバトンやシャワーズの願い事でさらに回数を稼いでいます。受けきれない火力を叩き出せるので基本的にこいつを場に出す度に相手のポケモンを一体持っていきます。

 全体として若干ステロが痛いパですが、最近はステロを撒かないパも多くなんとかなっています。また、このパは先制技や積み技もないですし遅めのポケモンが多いので終盤の打ち合い能力が非常に低いです。そのため、序盤から中盤にかけていかにアドバンテージをとるかが重要になってきます。

 今回特に意識したことは「相手のポケモンを素早く把握すること」そして「こちらのポケモンを把握されないこと」です。序盤から確実にアドバンテージをとり、そのまま情報量の差で終盤の作戦勝ちを狙います。流しを意識した構成ですので序盤の立ち回りはほとんど有利に進められ相手のポケモンを把握することには困りませんでした。このようなパの構成に沿った作戦が、今回いい結果を残せたのではないかなと思います。

【elionコメント】
 今大会ではスカーフボーマンダがやはり多かったです。ボーマンダの素早さは最速ヘラクロス抜き以上は確保する必要がありますが、これだけボーマンダが多い以上、無邪気最速にするのが最善の選択だと思います。

 メタグロスが入っていますが、先発マンダにエッジ、流星群が飛んでくることが多いでしょうから、初手からグロスに交換という選択肢も大いにあったことと思います。

 唯一シャワーズが受けとして入っているよく見る形の潰し5受け1の構成です。シャワーズはソーナンスに捕まってしまいますが、あくびで対処していたのでしょうか。シャワーズは技スペースが厳しく、めざ電を入れられない事がありますが、これだとギャラドスの身代わりが割れなくて困ることもあるはずです。

 全体としてタイプのバランスが良く、全員が起点を持つポケモンなので後出ししやすかったのではないでしょうか。気になるのはギャラマンダの2体がステロ2倍な点ですが、短期決戦ならそれほど気にならないかもしれません。特にスカーフマンダはHPが1ポイントだけ残っていれば十分活躍できるので、下手にスピンを入れようとしなかったのは正解だったと思います。

 打ち合い性能としてはスカーフマンダ、サンダースのみが強く、残りは鈍足で先制技がありません。これはつまりのあさんが終盤の打ち合いに持ち込まれる前に優勢を築くことに成功した事の裏返しで、起点を重視した構築によって序盤から中盤にかけてアドバンテージを取ることができたという事になります。

 6on6の構築は以前の記事で紹介した通り「序盤、中盤、打ち合い」といった3つの段階を意識して行う必要がありますが、今回の結果はこの中でも序盤、中盤がより重要という事を示唆しているのかもしれません。

2 件のコメント:

  1. 遅くなりましたが…。

    確かにマンダミラーもあったのでマンダは補正つけて最速の方がいいですね。最初の試合で控えめを使ってしまったのでそのまま代えずに使っていました。

    このパで唯一受けのシャワーズですがナンスはあくびで対処可能でした。ギャラはねむカゴ龍舞や身代わり龍舞から逆に突破される可能性があるので基本的には受けに行きません。安定して出ていけるのは決定力の低い地面タイプのカバ・ラグ・グライオン、あとコメパンを読んでのグロス程度でしょうか。受けと言いながら自身の回復はしないので実際は使い捨てがほとんどでした。また、めざ電をいれることでそれなりに役割は増えますから今使うとしたら

    【シャワーズ 腕白 抜け殻】
    【波乗り 冷凍 願い事 めざ電】
    【防御252 特功調整 残りHP】

    こんな感じでしょうか。欠伸を抜くとすぐナンスに捕まるので抜け殻を持たせておきたいところです。

    あとこのパには先制技がはいっていないことは以前言いましたが、僕は終盤の全抜きを意識しないならそこまで重要な技ではないと思っているからです。というのも相手が居座ってくれればいいですが交代戦になると少ないダメージで入れ替えを許してしまうので逆に不利になりかねません。そういう意味では「あってもなくてもいいのも」だと思います。先制技が生きる局面は終盤の全抜きがメインでルカリオやハッサムはむしろいれた方がいいですが、グロスにバレパンを入れるのはかなり微妙だと思います(威力も低いですし他に入れたい技も多いので)。

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  2. どうでもいいことなんですけど、腕白ではなく図太いでは?

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